ソフロロジー式分娩法には、イメージトレーニングを行うための専用のCDがあります。その中にはイメージトレーニングを行うに望ましいソフロリミナルな精神状態に入っていきやすいよう、心地よいBGMや誘導するナレーション(テルプノスロゴス)が入っています。
音楽は人の心に働きかけ、さまざまな感情を呼び起こします。ソフロロジー式分娩法では、精神が静まりリラックスする音楽を用いています。CDに入っているBGMを聞いているうちに眠くなり、ソフロリミナルな精神状態になるのはそのためです。そして繰り返すことによって、その曲を耳にすると体が自然にリラックスしていくようになります。
BGMには、曲の流れの中で出産の疑似体験ができるようになっています。BGMの中に陣痛や赤ちゃんが産道を通ってくる感覚のイメージが織り込まれていて、テルプノスロゴスの誘導で初産のお母さんでもまるで何回も出産を経験しているかのような感覚を持つことができます。それはまるでリハーサルを繰り返しているかのようです。そのため、ソフロロジー式分娩法を学んだ母さんは、自信に満ち、落ち着いて出産に臨めるのです。
その一方で、ソフロロジー式分娩法は自律出産の考え方に立ち、出産はすべてお母さんが自分でコントロールするものと捉えます。ですから、自分の好きな曲でイメージトレーニングを行うことも可能です。その際には、やはり精神が落ち着くような静かな音楽を選んでください。テルプノスロゴスは自分やお父さんの声で音楽に乗せていけばいいでしょう。テルプノスロゴスの内容は、ソフロロジー式分娩法に関する書籍に掲載されているので調べてみてください。
ソフロロジーの特徴についてご紹介します。ソフロロジー法は、陣痛を乗り切る方法です。分娩時の一時的なテクニックだけでなくて、妊娠から始まって出産、そして育児へとトータルににつなげていく出産育児方法のことです。ソフロロジーでは、出産という瞬間はその流れの一つの通過点にすぎません。妊娠中から出産や育児のイメージをおこないます。
そしてお腹の赤ちゃんに話しかけて母性を育んだり、出産は母親と赤ちゃんとの初めての共同作業として乗り越えます。妊娠中から慈しんできた赤ちゃんへの思いが出産によってさらに深まっていきます。そして、前向きな気持ちで育児ができるようになります。分娩方法にはラマーズ法などの自然分娩もありますし、無痛分娩のような麻酔を使った分娩があります。
ソフロロジー式分娩法では特殊な器具や特別な薬などは使いませんので自然分娩に入るでしょう。特に病院施設や薬などに頼らないで、自分達のペースで出産を進めることができるため「自律分娩」というように言われています。出産を病院に管理されることはなく母親と赤ちゃんが主役であるというものがソフロロジー式分娩法なのです。このような出産方法をしてみたい方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか。
ソフロロジー式の分娩法で赤ちゃんを産む場合には陣痛と陣痛の間は、眠りに入る間際のようにとてもリラックスした状態になります。それはたとえ、長時間の出産になったとしても母親の疲労度が少なくてすむということになります。また分娩の時なども無理にいきむことはありませんので、会陰裂傷が最小限ですみます。そのようなことからみても出産した後も母親も元気でいられます。
ソフロロジー式の分娩法ではメリットとして前向きな思考ができるようになるという点があげられます。万が一、帝王切開に切り替えることになったとしても、「赤ちゃんのためにこの方法でもよかったんだ」というような前向きで建設的な考え方ができるようになるのです。ソフロロジーにおいて、出産というのは、ただの通過点です。そして妊娠から出産、また育児に至るまで長い期間で考えているのがソフロロジーなのです。
たまたま、事情によって医療の介入が入ってしまい出産方法が帝王切開になったとしても自然分娩や自律分娩のソフロロジーに失敗したということではないのです。物事をあるがままに受け入れて、そこで最善を尽くすという考え方がソフロロジーの基本的なものなのです。このようなステキな考え方をあなたも取り入れてみてはみませんか。
ソフロロジー式分娩法ではリラックスしながら出産することができるメリットがあります。ソフロロジー式分娩ではリラックスして出産する為、出産をする前に、腹式呼吸の練習やイメージトレーニングをおこないます。ヨガからきた腹式呼吸や、座禅を組むようにあぐらをかきながらのイメージトレーニングは、とても東洋的なので、日本人には受け入れられ易いのもメリットです。
イメージトレーニングをしておくことで、「青竹を握り締めていきんだ」、「鼻からスイカが出そうだった」というようなネガティブなお産のイメージは、ソフロロジーでは皆無だといえます。ソフロロジー式分娩では赤ちゃんが酸素を十分にもらって元気に産まれてきます。それは腹式呼吸をしながら、リラックスして出産をするので、赤ちゃんに酸素をたくさん供給することができるのです。
産婦人科の先生からお聞きした話なのですが、ソフロロジー式分娩法で産まれてくる子供は、リラックスして産んでもらえるために頭が丸くて、酸素が十分に行き届いているためにピンク色で、元気に産声をあげるそうです。また母親も疲労が少ないとされています。出産をする前に、腹式呼吸をしながらイメージトレーニングを行い、リラックスして出産できる準備をしておくことことができます。
