テルプノスロゴスとは、意識を眠る間際の状態(ソフロリミナル)に導いてゆくために、ソフロロジー出産法専用のCDに収められている言葉のことです。ソフロロジー式分娩法のイメージトレーニングはソフロリミナルな意識段階で行います。眠る間際の心も体も完全にリラックスしている状態では、意識がはっきりしているときのようなさまざまな心のブロックが外れて、心に描いたイメージを素直に受け入れられます。テルプノスロゴスがCDに収められていることにより、自宅でも簡単にイメージトレーニングをすることができます。
テルプノスロゴスは催眠術にイメージされるような特別な言葉ではありません。ソフロロジー式分娩の説明やイメージトレーニングを行う際の姿勢、呼吸法の説明から始まり、お腹の中の赤ちゃんの様子や出産のイメージなど、現実的な言葉がほとんどです。現実的であるからこそ、CDを聞くだけでお母さんは納得してソフロロジー式分娩法を学べるのだともいえるでしょう。
テルプノスロゴスによりソフロリミナルな精神状態になったお母さんが描くイメージは、赤ちゃんとの楽しい生活であったり、自分の幸せな思い出であったりします。過去の、そして将来の幸せの追体験ともいえます。そのような経験を繰り返すことで、お母さんには幸せを信じる力が沸いてくるのです。ポジティブになることによって、不安がなくなり陣痛も自然に受け入れていけます。
ソフロロジー式分娩を行う病院の多くでは出産時において同じCDを流します。出産もまたソフロリミナルな精神状態で行うのが理想です。心身ともにリラックスしていて体が休息型になっているので、赤ちゃんに圧力がかからず、お母さんの疲労も少なく産後の体力の回復も早いことが見込まれます。慣れてくればCDのBGMだけで、テルプノスロゴスがなくてもイメージトレーニングが行えるようになります。
ソフロロジー式の分娩法は、麻酔をしなくても陣痛を緩和することができる方法なのですが、母性も一緒にはぐぐむことができます。して自然なかたちで育児につなげることができます。ソフロロジー分娩法はすばらしい出産育児方法になったといえます。ソフロロジー法はスペインで生まれて、フランスや日本などの各国でさらに進化をとげたものです。
そして日本で行なわれているソフロロジー式分娩法は松永博士のオリジナルに近いもののようです。ソフロロジー法では日本の禅や、インドのヨガなどの東洋的な訓練手技が用いられています。産婦人科としてのソフロロジー発祥の地フランスをはじめとして、ヨーロッパで広く行なわれているソフロロジーなのですが、禅やヨガが東洋的なのでヨーロッパの妊婦さん達にとっては東洋的な理念を学ぶことになります。
そのため、ソフロロジー式分娩法を行なうために日本人よりも時間を要してしまうようです。日本でのソフロロジーの様子を見学に来たヨーロッパの産婦人科の先生がたは、日本の妊婦さんたちがいとも簡単にソフロロジーを行なっているのを見てかなり驚いたそうです。禅のあぐらの姿勢や、ヨガの呼吸法が日本人にとって受け入れられ易いのも、ソフロロジーのメリットだと言えます。
ソフロロジー式分娩法の起源についてご紹介します。ソフロロジーとはラマーズ法を超えた新しい分娩方法です。最近では広まりつつあります。このソフロロジー式分娩法はヨーロッパでは広く行なわれている分娩方法のようです。ソフロロジーはもともとスペインの精神神経科医A・カイセド博士が心の調和をはかるために学問として創案しました。
そこから始まったのです。このようなソフロロジーを産婦人科に取り入れたのは1976年フランスのジャンヌ・クレフ博士でした。日本へは1987年に熊本大学の助教授であった松永昭博士によって紹介されました。松永博士によってもたらされたソフロロジー式は、松永博士が研究や改良を重ねていきました。
ソフロロジー式分娩法は、麻酔をしなくても充分に陣痛を緩和することができる方法です。それだけではなくて母性を育んで確立することによって自然なかたちで育児へとつなげることができる優れた分娩方法・出産育児方法になったのです。スペインで生まれて、フランスや日本でさらに進化をしたソフロロジーですが、日本で行なわれている、このソフロロジー式分娩法は松永博士のオリジナルに近いもののようです。
ソフロロジー式分娩法の場合は、リラックスした状態でお母さんと赤ちゃんのペースをまもりながら出産が進んでいきます。妊婦さんが痛みのあまり悲鳴をあげてしまったり産婦人科の医師やスタッフが叱咤激励をして出産に挑むような状況は、ソフロロジー出産では見受けられないのです。あくまでもリラックスした雰囲気でおこない、何か異常があった時のみ医療の介入が入るのです。
陣痛や分娩時などにはリラックスできるように、妊娠中からイメージトレーニングとソフロロジーの呼吸法の練習を行なっていきます。ソフロロジーの呼吸法はヨガや座禅を基本とした腹式呼吸なのですが、ソフロロジー呼吸法(腹式呼吸)をしながらリラックスすることによって子宮口も開きやすくなりますし、赤ちゃんも出てきやすい状態になります。
ソフロロジー式分娩法では、「フー」と息を吐くだけなので無理にいきむことがありません。そのため、「赤ちゃんの頭の形がいびつだった」というような事も少ないのです。ツルンとしていて美しい頭の形をした赤ちゃんが多いようです。リラックスしてソフロロジーの呼吸法をすることによって赤ちゃんに酸素が豊富に届いていきます。
そして血色の良いピンク色をした赤ちゃんに出会う事が出来ます。無理に力んで出産するといった必要がないので、母体や赤ちゃんにとってもストレスが少ないというのは大きなメリットだといえるでしょう。また会陰裂傷が最小限ですみますのでリラックスして出産するソフロロジーならではだといえるでしょう。ソフロロジー式の出産は、自らの力で痛みを乗り越えていくため「超痛分娩法」とも言われています。
