ソフロロジー式分娩法にもエクセサイズはあります。ソフロロジー式分娩を行っている病院では定期的にレッスンが組まれていたり、産前指導の中で教えてくれたりすることが多いのですが、エクセサイズ自体がとても簡単なものですから、解説書を読むことで誰でもできるようになります。
エクセサイズの効用の第一は、イメージトレーニングで培われたリラックスをより効率よく体に現すことです。心と体はつながっていますが、体が思うようについていかないということは良くあることです。ソフロロジー式分娩法のエクセサイズでは、体の緊張を解くことで体がリラックスしていけるようにサポートしていきます。
第二に、意識の集中を自在にコントロールできるようになることです。実際の方法はヨガの方式を取り入れていますが、ヨガでは意識の集中を大切にします。出産においては、赤ちゃんが子宮の中から産道に出てこようとするとき、産道を降りてくるとき、そして子宮口から赤ちゃんが出てくるとき、さまざまな段階があります。そのときに望ましいポイントに意識を集中して筋肉を動かせるようになっていることは、お母さんにとっての大きな力となります。
実際の陣痛には収縮期と間欠期があります。赤ちゃんを押し出そうという子宮収縮によって起こる痛みこそが陣痛であり、それは長くは続かず間欠期になると子宮は緩み陣痛も止まります。このシステムを理解することで、痛みは長くは続かないことをあらかじめ理解できます。間欠期に体を十分にリラックスできるようにすると、次の収縮期を耐える力が得られます。エクセサイズにはそのためのトレーニングも含まれています。
エクセサイズはあくまで練習なので、回数をたくさんする必要はありません。むしろ、1度ずつではあっても一通りすることが望ましいといえます。心身ともにリラックスして、より安らかな出産を過ごせるよう、ぜひソフロロジー式分娩法のエクセサイズを行うことをお勧めします。
ソフロロジー式の分娩法は、麻酔をしなくても陣痛を緩和することができる方法なのですが、母性も一緒にはぐぐむことができます。して自然なかたちで育児につなげることができます。ソフロロジー分娩法はすばらしい出産育児方法になったといえます。ソフロロジー法はスペインで生まれて、フランスや日本などの各国でさらに進化をとげたものです。
そして日本で行なわれているソフロロジー式分娩法は松永博士のオリジナルに近いもののようです。ソフロロジー法では日本の禅や、インドのヨガなどの東洋的な訓練手技が用いられています。産婦人科としてのソフロロジー発祥の地フランスをはじめとして、ヨーロッパで広く行なわれているソフロロジーなのですが、禅やヨガが東洋的なのでヨーロッパの妊婦さん達にとっては東洋的な理念を学ぶことになります。
そのため、ソフロロジー式分娩法を行なうために日本人よりも時間を要してしまうようです。日本でのソフロロジーの様子を見学に来たヨーロッパの産婦人科の先生がたは、日本の妊婦さんたちがいとも簡単にソフロロジーを行なっているのを見てかなり驚いたそうです。禅のあぐらの姿勢や、ヨガの呼吸法が日本人にとって受け入れられ易いのも、ソフロロジーのメリットだと言えます。
ソフロロジー式分娩法の起源についてご紹介します。ソフロロジーとはラマーズ法を超えた新しい分娩方法です。最近では広まりつつあります。このソフロロジー式分娩法はヨーロッパでは広く行なわれている分娩方法のようです。ソフロロジーはもともとスペインの精神神経科医A・カイセド博士が心の調和をはかるために学問として創案しました。
そこから始まったのです。このようなソフロロジーを産婦人科に取り入れたのは1976年フランスのジャンヌ・クレフ博士でした。日本へは1987年に熊本大学の助教授であった松永昭博士によって紹介されました。松永博士によってもたらされたソフロロジー式は、松永博士が研究や改良を重ねていきました。
ソフロロジー式分娩法は、麻酔をしなくても充分に陣痛を緩和することができる方法です。それだけではなくて母性を育んで確立することによって自然なかたちで育児へとつなげることができる優れた分娩方法・出産育児方法になったのです。スペインで生まれて、フランスや日本でさらに進化をしたソフロロジーですが、日本で行なわれている、このソフロロジー式分娩法は松永博士のオリジナルに近いもののようです。
ソフロロジー式分娩法の場合は、リラックスした状態でお母さんと赤ちゃんのペースをまもりながら出産が進んでいきます。妊婦さんが痛みのあまり悲鳴をあげてしまったり産婦人科の医師やスタッフが叱咤激励をして出産に挑むような状況は、ソフロロジー出産では見受けられないのです。あくまでもリラックスした雰囲気でおこない、何か異常があった時のみ医療の介入が入るのです。
陣痛や分娩時などにはリラックスできるように、妊娠中からイメージトレーニングとソフロロジーの呼吸法の練習を行なっていきます。ソフロロジーの呼吸法はヨガや座禅を基本とした腹式呼吸なのですが、ソフロロジー呼吸法(腹式呼吸)をしながらリラックスすることによって子宮口も開きやすくなりますし、赤ちゃんも出てきやすい状態になります。
ソフロロジー式分娩法では、「フー」と息を吐くだけなので無理にいきむことがありません。そのため、「赤ちゃんの頭の形がいびつだった」というような事も少ないのです。ツルンとしていて美しい頭の形をした赤ちゃんが多いようです。リラックスしてソフロロジーの呼吸法をすることによって赤ちゃんに酸素が豊富に届いていきます。
そして血色の良いピンク色をした赤ちゃんに出会う事が出来ます。無理に力んで出産するといった必要がないので、母体や赤ちゃんにとってもストレスが少ないというのは大きなメリットだといえるでしょう。また会陰裂傷が最小限ですみますのでリラックスして出産するソフロロジーならではだといえるでしょう。ソフロロジー式の出産は、自らの力で痛みを乗り越えていくため「超痛分娩法」とも言われています。
